会社員の働き方も、昔と比べて随分と変化していて、副業OKどころか、副業を推奨する企業も出てきているほどです。
そこで、おすすめなのがブックメーカーを副業にする方法ですが、ブックメーカーと言えばギャンブルの一種なので、イメージ的に副業として成立するのか不安という人もいるのではないでしょうか。
ただ、競輪や競馬、パチンコでお小遣い稼ぎをする人もいるくらいなので、ブックメーカーを副業にすること自体はおかしなことではありません。
ここでは、どうすればブックメーカーが副業になるのか、副業としてブックメーカーで稼ぐには何に気をつければ良いのかについてまとめてみました。
ブックメーカーは稼ぎやすいギャンブル
ブックメーカーを副業にしようと考えている人にとって、一番気になるのは、そもそもブックメーカーが副業になるのかという基本中の基本とも言える点ではないでしょうか。
結論から言うと、ブックメーカーの稼ぎは副業として十分に成立することは確かで、ギャンブルは副業にならないと言い切ることはできません。
もちろん、確実に稼げるわけではありませんが、他のギャンブルよりも還元率が高いので勝つチャンスはあります。
この還元率の高さこそ、ブックメーカーが副業としておすすめされる理由ですが、他のギャンブルと比べれば、どのくらいプレイヤーが有利なのかが一目瞭然で、今までブックメーカー以外のギャンブルをやっていた人は馬鹿らしくなるかもしれません。
還元率は、プレイヤーがベットした金額に対して、払い戻される割合の平均値のことで、還元率が高ければ高いほど勝ちやすく、プレイヤーが有利になります。
主なギャンブルの還元率は下記の通りです。
- 宝くじ:約45~47%
- toto:約50%
- 競馬、競輪、競艇:約70~80%
- スロット:約80~85%
- ブックメーカー:約95~98%
平均値なので、これより高いことも、低いこともありますが、ブックメーカーが他のギャンブルよりも圧倒的に高還元率であることは変わりません。
なぜ、これほどの高還元率を実現できるのかというと、日本の公営ギャンブルとブックメーカーはオッズの付け方が異なるからです。
日本の公営ギャンブルは競輪とオートレースを経済産業省、競艇を国土交通省、競馬を農林水産省が所管しており、toto指導監督しているのは文部科学省です。
これらの公営ギャンブルでは、いわゆる胴元にあたる経済産業省や国土交通省などが負けることはありませんが、ブックメーカーの場合は胴元にあたるブックメーカー側にも負けるリスクがあります。
つまり、日本の公営ギャンブルは初めから所管する省の取り分が除かれているので、還元率が低くなり、ブックメーカーは取り分を最初に除いていないので、それが還元率に反映されて高くなるということです。
そのため、副業にするなら最初から還元率が低いとわかっている公営ギャンブルではなく、還元率の高いブックメーカーを選択するのが正解で、副業でしっかり稼ぐための絶対条件とも言えます。
ブックメーカーでいくら稼げる?
還元率の高さでは、他のギャンブルを寄せ付けないブックメーカーですが、副業にした時にいくらくらい稼げるのか気になる人も多いでしょう。
これについては、副業にどれくらいの時間と資金を投入できるのか、これまでにどのくらいの経験があるのかによっても変わってくるので、一概にいくら稼げるというのは難しいですが、会社員の平均的な給料以上を稼いでいる人もいると言われています。
もちろん、毎月コンスタントに稼ぐのは難しいですし、そもそも月給以上の額をブックメーカーで稼ぐこと自体が難しいのも事実です。
とはいえ、目標がないとモチベーションをキープするのも大変なので、最初からマックスで稼ごうとするのではなく、一般的な副業で稼ぐ程度の金額を目標額として設定、それを少しずつ上げていくという方法はどうでしょうか。
金額で言うと5万円前後を目標額に設定すれば、ブックメーカーに賭ける時間や投入する資金もそれほど負担にはならないはずです。
また、目標額だけでなくいくらまでならマイナスになっても良いという金額を決めておくことで、使い過ぎを防ぐこともできます。
副業として長く続けていくことを考えるなら、無理のない金額を設定することが大事なので、目標金額も最大損失額も低めを心がけましょう。
負けが続いて、本業に支障が出るほどブックメーカーにのめり込んだり、生活費に影響が出るほどのお金を賭けたりするとブックメーカーを副業として続けていくことはできません。
あくまでも、本業があってのこと、本業の収入にプラスするためにブックメーカーを始めたということを忘れないようにしましょう。
副業にするにはブックメーカー選びが重要
ブックメーカーを副業にするには、どのブックメーカーを利用するかが重要なポイントになります。
その理由はブックメーカーの中には、勝ちすぎるプレイヤーの賭け金を制限するところがあったり、自分が好きなスポーツの試合が少なかったりするからです。
副業に向いているブックメーカーは、賭けられるスポーツの種類、オッズが豊富、ベット制限なしという条件を満たすところですが、すでに副業をしている人がおすすめしているブックメーカーはPINNACLEです。
PINNACLEは他のブックメーカーが禁止しているアービトラージもOK、賭け金を制限されることもなく、比較的高オッズというプレイヤーにとっての好条件が揃っています。
ピナクルでは勝ち過ぎて賭け金が制限されることはありません。
また、他のブックメーカーでは禁止されているアービトラージと呼ばれる賭け方も歓迎されています。
まさにプロ向けのブックメーカーといったところで、キャッシュアウト機能がなく、多くのブックメーカーで配布されているボーナスがない点を考えても、初心者向きのブックメーカーではなさそうです。
その代わり、本気で稼ぎたい人はガッツリ稼げると評判なので、副業にするには最適かもしれません。
副業のためのブックメーカー活用方法
ブックメーカーを使った副業には、スポーツベッティングで賭けをするだけではなく、アフィリエイトと試合予想という方法もあります。
アフィリエイトとは、紹介した商品を購入した人がいれば一定額の報酬が得られる仕組みですが、ブックメーカーアフィリエイトも仕組みとしてはほぼ同じで、あるブックメーカーを紹介、その紹介を通じてブックメーカーを利用し、一定の条件を満たせば報酬を受け取ることができます。
ただし、ブックメーカーアフィリエイトをするには、自分のブログやサイト、SNSアカウントなどを利用しなければならないので、そのようなアカウントがない人は、アカウント作りからスタートする手間があります。
アフィリエイト以外のブックメーカーを利用した副業は、試合の予想を行うことです。
ブックメーカーを利用する人は、膨大な情報から自分の必要な情報だけを精査し、それを基に試合を予想、賭けを行わなければなりませんが、それには時間がかかります。
人によっては、どうやって情報を集めれば良いか、集めた情報をどうやってふるいに賭ければ良いかがわからない人もいるでしょう。
そんな人のために、行われているのが予想配信サービスです。
これは、ブックメーカーでの賭けを実際に行っている人、経験や知識が豊富な人が試合結果や展開を予想、勝てそうなオッズを共有するというサービスで、世界中に予想配信サイト、配信サービスが存在します。
多くのサイトは英語なので日本人にとっては使いづらいですが、「ザ・ブックメーカーズ」は日本で初めて、日本人による日本人のための日本語専用予想配信サービスを始めました。
自分が賭けるためにこのサービスを利用する方が一般的な使い方ですが、実際にブックメーカーを利用している人なら、誰でも予想を配信することができ、予想が的中したかどうかで成績が付けられます。
成績上位者は賞金を受け取ることもできるので、ちょっと変わった形でのブックメーカーの副業的利用方法として試してみてはいかがでしょうか。
副業詐欺には要注意
副業としてブックメーカーをやる際に気をつけたいのが、調子の良い言葉で誘いをかけてくる副業詐欺です。
スマホさえあれば必ず稼げる副業、ブックメーカーを副業にして月収1000万円などという広告は、多少文言が変わったとしてもよく見かけるのではないでしょうか。
普通なら、そんなうまい話はないと相手にもしないと思いますが、もし、ブックメーカーで負け続けていて精神的に追い込まれてしまった時、すぐにお金が必要な時にこういうキャッチフレーズを目にすると「もしかして」という気持ちになってしまう人もいます。
しかし、こうした広告はほぼ100%が詐欺、高額な商材を売りつけられるか、会員制のサロンで役に立たない話を聞かされて会費を徴収されるか、あるいは個人情報だけを引き出されて、あとは音沙汰なしというケースがほとんどでしょう。
ブックメーカーを副業にしているかどうかは関係なく、スマホだけで必ず稼げる副業というのはどう考えても怪しいですし、ブックメーカーで月収1000万円というのは一般的に考えて不可能です。
仮に、ブックメーカーで1000万円稼げる人がいたとしても、ほんの一握りの人でしかなく、そのノウハウを教えてもらったからといって、誰もが1000万円稼げるようにはならないでしょう。
ラクして、簡単に大儲けできるという話は、SNS上で見かけたとしても、知り合いから声をかけられたとしても、詐欺だと疑ってかかるのが一番の自衛策です。
ブックメーカーを副業にするのは難しい
ブックメーカーを副業にすることは絶対に不可能ではないものの、副業としてコンスタントに稼ぎたいのであれば他の方法を考えた方が良いでしょう。
スポーツベッティングが好きで、多少の損は許容範囲というのなら副業としてではなく趣味としてやった方が良いでしょうし、副業レベルの収入を確保するには、もっと堅実な方法があります。
また、ブックメーカーを副業として続けることで、本業にプラスになることは得られない人がほとんどではないでしょうか。
収入面でも、スキルアップという観点でも、ブックメーカーを副業にすることはお勧めできませんし、そもそも副業として成立させることが難しいのが現実です。
下手をすると本業の収入を副業のはずのブックメーカーにつぎ込んでしまい、副業しているはずなのに収入が増えないということにもなりかねません。
それでも、やはりブックメーカーを副業にというのであれば、それなりの覚悟と資金の余裕ができてから始めてみてはいかがでしょうか。
コメント