ブックメーカーはギャンブルの中でも還元率が高いことで知られていますが、これまで利用したことがない人の中には、そもそも還元率とは何なのか知らないという人もいるのではないでしょうか。
還元率の高さ以外にも、世界中の試合や大会にベットできる、好きなスポーツが賭けの対象になるなど、たくさんの魅力があるブックメーカーですが、単なる趣味ではなくしっかり稼ぐつもりでギャンブルをやっている人にとっての一番の魅力は還元率の高さのはずです。
ここでは、還元率とは何なのかといった基本中の基本から、ブックメーカーを含むギャンブルごとの還元率、稼ぐためには還元率をどう生かせば良いのかについてお伝えしていきます。
還元率とは
ブックメーカーをすでに利用したことがある人はもちろん、他のギャンブルの経験がある人でも還元率や控除率という言葉を耳にしたことがあると思います。
還元率は「賭けた金額に対する払戻額の割合」を表すもので、RTP(Return To Player)、払い戻し率と呼ばれることもあります。
控除率は「賭けた金額に対して胴元が徴収する手数料の割合」をあらわすもので、ハウスエッジやマージンと呼ばれることもあります。
ハウスエッジは胴元となるブックメーカーが運営を続けるために必要な経費になるもので、
これがなければ運営を続けていけなくなるのは、どの種類のギャンブルでも同じです。
つまり、還元率と控除率は表裏一体ともいうべき数字で、還元率が上がれば控除率が下がり、逆に還元率が下がれば控除率が上がります。
また「還元率+控除率=100%」となるので、還元率90%のギャンブルの控除率は10%、プレイヤーが100万円を賭けた場合に払い戻されるのは90万円、胴元の取り分は10万円となります。
還元率をごくシンプルに説明するとこのようになりますが、ギャンブルの種類によって還元率には大きな開きがあるので、しっかり稼ぐためにはギャンブルごとの還元率を把握しておく必要があるでしょう。
種類によって変わるギャンブルの還元率
ブックメーカーが人気を集める理由は還元率の高さですが、どのスポーツ、どの試合に賭けるのかによって還元率が変わるため、一律で還元率●●%ということはできません。
とはいえ、競輪や競馬、パチンコなどと比べて高還元率であることは確かで、比較してみるとブックメーカーで賭けることが、どれほどプレイヤーにとって有利なのか実感できるはずです。
・競馬の還元率:約75%
競馬には単勝、馬連、3連単など、いくつかの賭け方がありますが、賭け方によって還元率が異なります。
平均すると競馬の還元率は約75%ですが、最高で80%、最低で72.5%となっているので、稼ぐためには還元率の高い賭け方をするのがおすすめです。
単勝/複勝:80%
枠連/馬連/ワイド:77.5%
馬単/3連複:75.0%
3連単:72.5%
・スポーツ振興くじ (toto):50%以下
totoの呼び名でお馴染みのスポーツ振興くじは「スポーツ振興に必要な財源確保」を目的としているので、還元率はかなり低くなっています。
運営と販売を行っているのは独立行政法人日本スポーツ振興センター、指導を行っているのは文部科学省、ギャンブルイメージが薄く、誰でも気軽に始められるところが人気の理由かもしれません。
・パチンコ:80%~85%
パチンコの還元率は台の種類や設定によって差がありますが、一般的には80~85%と言われています。
パチンコ屋では勝つ人、負ける人がいますし、同じ人でも勝ったり、負けたりしていると思いますが、平均するとこのくらいの数字になるようです。
思った以上に還元率が高いとなるか、逆に低いとなるかは、自分がどの程度勝てているかによって変わってくるのでしょう。
・宝くじ:45%
totoと同じく、ギャンブルのイメージが薄い宝くじですが、立派なギャンブルの一つです。
しかも、ギャンブルの中でも群を抜く還元率の低さなので、宝くじの購入こそがまさにギャンブルと言えるのではないでしょうか。
宝くじを継続して購入している人も多いですが、冷静に考えると勝ち目のない勝負を続けていると言えるかもしれません。
・ブックメーカー:90%〜97%
ブックメーカーの還元率は、どのギャンブルよりも高い90%~97%です。
還元率に開きがあるのは、競馬と同じで賭け方にたくさんの種類があることに加えて、賭けの対象となるスポーツ、リーグ、大会の種類も様々だからで、場合によっては100%を超えることもあると言われています。
ブックメーカーの還元率が高い理由
還元率は胴元が手数料分を控除した残りとなるため、還元率が高いことはプレイヤーにとって歓迎すべきことです。
ただし、胴元も運営を続けていかなければならないので、手数料をゼロにしてまで還元率を上げることはできません。
では、ブックメーカーの還元率がなぜ他のギャンブルよりも高いのか、100%に近い還元率が何故実現するのかというと、ブックメーカーの利用者が世界中にいて、賭けに参加する人数が桁違いに多いからです。
最近は、ブックメーカーもオンラインが主流となっていますが、これによってさらに参加者が増え、ベット額も増加、逆にオンラインで運営することによって運営に必要な経費が減少し、還元率を上げることが可能になりました。
大手ブックメーカーの登録者数は世界で4500万人を超えると言われていますが、他にこれほど多くの人が参加するギャンブルはないでしょう。
また、これだけの大人数が参加するとしても、オンラインですべてが完結するので店舗を構える必要はなし、サイト運営に必要な人員は実店舗よりも大幅に少なく、費用を抑えることもできます。
ブックメーカーの還元率が高すぎて怪しいという人もいるようですが、日本の公営ギャンブルとはそもそもの仕組みが違う、運営方法が違うという内情が理解できれば、還元率の高さにも納得できるのではないでしょうか。
高還元率のブックメーカーでさらに稼ぐためのコツ
ブックメーカーの数は数千以上と言われますが、ブックメーカーごとに還元率に差があり、同じブックメーカーでも試合によって、ベットするタイミングによって還元率は変わってきます。
例えば、Aというブックメーカーでサッカーの試合にベットするとしても、勝利チームを予想する場合、ゴール数を予想する場合で差がありますし、翌日の試合で同じ予想をしたとしても同じ還元率になるとは限りません。
AというブックメーカーとBというブックメーカーで同じ賭けをしても還元率は変わりますし、どのタイミングでベットするかによっても還元率には差が出ます。
つまり、ブックメーカーの還元率は「賭けの種類」、「ブックメーカー」、「タイミング」によって差が出るので、稼ぐためには最も高還元率となる賭けの種類を選ぶことが大事で、ブックメーカーごとのオッズ比較やベストなタイミングでのベットが必要になるということです。
ブックメーカーの還元率を100%にすることは可能?
ブックメーカーの還元率が他のギャンブルよりも高いとはいえ、90%~97%の還元率ということは、プレイヤー側が3%~10%のマイナス収支になっているということです。
宝くじのように半分以上が手数料として控除されるギャンブルに比べると勝率は高いですが、それでもマイナスであることに変わりありません。
ただし、還元率がより高いブックメーカーで、高オッズの賭けを探すことができれば、還元率を100%に近いものにすることは可能ですし、場合によっては100%を超える還元率にすることもできます。
もちろん、常に100%以上の還元率にするのは難しいですが、ギャンブルでは負けをいかに少なくするかも重要なポイントになるので、還元率を100%に近い状態にしておけば、資金が底をついて賭けを続けられないということもありませんし、チャンスの時に大きな勝負に出ることもできるはずです。
還元率が約75%の競馬や競艇の場合は、どう頑張っても約25%が控除されますが、ブックメーカーの還元率は固定ではなく、あくまでも瞬間的なものなのでうまくいけば100%を超えることもあります。
オッズを設定するブックメーカーもギャンブルのプロなので、そう簡単に還元率が100%を超えることはなく、きっちりと利益を確保できるようにオッズが調整されていますが、それが絶対ではないのがブックメーカーの面白いところであり、一度ハマると抜け出せないという人がいるのも納得できるのではないでしょうか。
還元率はブックメーカー選びの大事なポイント
プレイヤーの努力や工夫で100%超えの還元率が実現するギャンブルは、ブックメーカーくらいしかありません。
もちろん、100%超えの還元率が続くと運営ができなくなってしまうので、そうならないようにブックメーカー側でもプロ集団によるオッズ決めが行われていますが、色々な要因で意図していない結果となり、プレイヤー側が勝つこともあります。
たくさんのブックメーカーを比較、試合や大会、賭けの種類ごとのオッズを見て、どれが有利か勝つチャンスがあるのかを見極めることができれば、単なる運任せではなく、コンスタントに勝てるプレイヤーになることもできるはずです。
ブックメーカーは還元率が高いからどこでも同じではなく、どこのブックメーカーが高オッズを提示しているのかを比べることが大事ですし、本気で稼ぐためにサッカー、野球、競馬など、ベットするスポーツごとにブックメーカーを使い分けるというプレイヤーもいると言われています。
最近は、日本語で利用できるブックメーカーも増えているので、まずは還元率の高さで知られているサイトに登録してみてあいかがでしょうか。
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